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【東京卍リベンジャーズ】ドラケンという生粋の不良が生まれた理由

【東京卍リベンジャーズ】ドラケンという生粋の不良が生まれた理由

「ドラケン君はマイキーの心だ」

深々と頭を下げるマイキーとドラケンを見てそう思ったタケミチ。

タケミチがマイキーにとってのドラケンの重要性を理解した瞬間だ。

場地圭介が東卍の心であったように、ドラケンはマイキーの心である。マイキーに足りない冷静さ、中立性を持つ兄貴肌の頼れる男だ。

この記事では、東卍において誰よりも大人の感性を持つドラケンという男のかっこよさについて語ろうと思う。

ドラケンは生まれながらの不良である

まずドラケンは生まれながらの不良である。

ドラケンは生まれた頃から不良と言われる人種の人に囲まれて生活をしてきた。

いわゆる「普通」というものをあまり知らない。

ドラケン

第8巻88Pより抜粋

帰宅してそうそう「帰宅早えーなケン坊。いい不良になれねーぞ」のお出迎えだ。

どの家庭に帰宅が早くてディスられる家族がいるだろうか。

いや、普通はない。

なんなら勉強とかしてしまったら「不良が勉強するとかありえねーよ!(爆笑)」とでも言われるのだろうか。

帰宅時にセリフを考えるとこの可能性もゼロではない。

ドラケンは幼い頃から「不良道とは…」とでも育てられたのだろうか。だとすればドラケンは不良の英才教育を受けたエリートだ。

憧れで不良になった訳でもない。

喧嘩に強いから不良になった訳でもない。

ただただ幼き頃から不良としての器を拡げるよう要求されていたのだ。こうしてドラケンという男が生まれるようになったのである。

次は生粋の不良であるドラケンが持つ魅力について語っていこうと思う。

【魅力①】ドラケンは仲間のことしか考えない

ドラケンは驚くほど仲間のことしか考えない。

僕は東京リベンジャーズのマンガを全巻持っているが(まだ全巻は5周くらいだが)、たとえどんな場面であろうと窮地に陥ろうと、ドラケンは心はブレない。

マイキーと一緒にいる時はマイキーのサポートに徹するし、仲間がピンチの時は自分が瀕死でも仲間を逃がそうとする。

具体例を見てみよう。

ドラケン

東京卍リベンジャーズ第4巻16Pより抜粋

これはバルハラと東卍の抗争中、ドラケンがキヨマサに刺されて絶体絶命中にタケミチにかけたセリフだ。

自分がガチで死にそうな時に仲間に「逃げろ」といえる人間がいるだろうか?

おそらく刺されたら全力で自分が助かる道を探すだろう。スマホを出す。救急車を呼ぶ。不良達から離れて人の多いところに逃げる。

それが人として普通である。
何も悪いことはない。

でもドラケンは違う。

たとえ自分が窮地に陥っても仲間のことが最優先なのだ。だからこそタケミチを助けるために「エマとヒナちゃんを連れて逃げろ」というセリフが出てくるのだ。

ドラケンはマイキーに最も忠実である

ドラケンは東卍の総長であるマイキーに対してもとことん忠実である。

ドラケン ドラケン

東京卍リベンジャーズ 第2巻125P~126より抜粋

ドラケンはたとえマイキーがお子様セットの旗がなくてすねても食事の後にぐうぐう寝ていても決して見捨てない。

「もうやってらんねー!うっせえんだよマイキー!」

と言いながらもなんだかんだ放っておけず、マイキーをおんぶで移動するという彼女顔負けの行動である。

ドラケンは日常生活でも、喧嘩で瀕死になったとしても仲間のことしか考えない。その一途な性格がドラケンの魅力の一つである。

【魅力②】ドラケンは人をステータスで判断しない

ドラケンは人をステータスで判断しない。

マイキーが東卍にタケミチを誘った時、ドラケンはこんなことを言っていたのを覚えているだろうか。

ドラケン東京卍リベンジャーズ 第1巻185Pより抜粋

ドラケンはタケミチを喧嘩の強さではなく「譲れねえもんの為なら誰にでも楯突ける男」として評価をした。

たった1度タケミチを見ただけで「コイツは他の男とは違う。仲間にすべきだ」と見抜いたのだ。

ドラケンは人を人として見る能力を持っている。

ドラケンはかつての仲間を見捨てない

ドラケンは自分自身が「コイツは仲間だ」と思ったら、たとえ敵になったとしても見捨てない。

ドラケンドラケン

東京卍リベンジャーズ第6巻140~142Pより抜粋

ドラケンはかつての仲間が敵になったとしても見捨てない。まるで仲間であろうと敵であろうと人の本質は変わらないと理解しているからだ。

ドラケンは人を見ているし、人を信じるし、常に仲間意識を忘れない。

人を人として見ることができる。

これがドラケンの人間としての深みにも繋がっている。

【魅力③】ドラケンは不良道を持っている

ドラケンは不良だが、ただの不良ではない。

「不良とはこうでなければいけない」という不良道を持つ男である。

不良には不良の世界があり、それは一般人の世界とは違うものだと理解している。

それを具体的に示すのが下記のシーンである。

ドラケン ドラケン

東京卍リベンジャーズ第2巻134~135Pより抜粋

ドラケンに不良道を端的に表すのがこのシーンだろう。

「不良の世界は不良の中だけで片付ける。一般人に被害を出しちゃダメだ。周りの奴泣かしちゃダメだ。下げる頭持ってなくてもいい。人を想う”心”は持て」

ドラケンは自分なりの「カッコいい不良像」を明確に持っている。

だからこそマイキーが不良道を外れそうになった時には「それは不良としてやってはいけないことだ」と伝えられるのだ。

不良道を外れた敵には容赦しない

かつて不良道を外れた長内に対してはこんな発言をしている。

ドラケン

東京卍リベンジャーズ第3巻33Pより抜粋

ドラケンは不良道を外れた敵には容赦なく鉄槌を喰らわす。ポリシーを持たない不良は負ける、ということを理解しているのだ。

ドラケンは不良道を外れた仲間には指摘をする。

逆に不良道を外れた敵には容赦をしない。

明確な不良道を持つからこそ、他の不良にはない魅力が溢れているのだ。

まとめ

ドラケンは幼い頃から多くの大人(どちらかというと不良枠)に囲まれて生活をしてきた。

だからこそ大人の考え方が身についているし、なんとなく「こうあるべき」という不良動画自然と身についていたのかもしれない。

人を大切にするのも多くの人に囲まれていた環境があるからこそだろう。

ドラケンの持つ大人びた不良道に、これからも多くの人が惹かれていくだろう。これからドラケンという男がさらなる活躍を見せるのを期待したいと思う。

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